IZUMI KATO  加藤泉 (GUITAR)

THE BEST THINGS IN LIFE ARE FREE

自由は最高!                           2005.12.1 Release



KSN-2005
テーマ、ソロの一部を試聴できます。

 1. LOOK FOR THE SILVER LINING
 2. STELLA BY STARLIGHT
 3. I'VE NEVER BEEN IN LOVE BEFORE
 4. MY ROMANCE
 5. ONE NOTE BLUES
 6. WHEN YOU WISH UPON A STAR
 7. OBSESSION
 8. DARN THAT DREAM
 9. MOONLIGHT IN VERMONT
10. YESTERDAYS
11. THE BEST THINGS IN LIFE ARE FREE



                     
このアルバムのタイトルは、アルバムの最後に入っている「The Best Things in Life are Free / 自由は最高!」から取られている。この曲はデシシルヴァ、ルー・ブラウン、レイ・ヘンダースンが作詞作曲したもので「人生における最高のものは、じつは自由に手に入るものなのだ。お金がなくても得られるもの、愛情や友情、美しい自然など、お金には替えられない素晴らしいものが人生には溢れている」という歌詞がついている。加藤泉の人生観を表した曲と言えるのではなかろうか。録音は2005年4月17日にアメリカ・ロサンゼルスのトラックレコード・スタジオで行われたもので、加藤泉はロイ・マッカーディ、ビル・カンリフら最高のメンバーを得て、技術的にも精神的にも最高の出来を示した作品と言える。

ジャズ評論家 岩浪洋三   (ライナーノーツより) 

共演者

Roy McCurdy  (ロイ・マッカーディ) <Drums>
1936年ニューヨーク生まれ。60年代初期に音楽活動を始め、その後ベニー・ゴルソン、アート・ファーマー・ジャズテット、ソニー・ロリンズ・グループに加わった。60年代中期にはキャノンボール・アダレイ・クインテットに参加、’72年には南アメリカ・ツアーを成功させ、NBC映画のスタジオ・ミュージシャンも務めた。’75年以降はベニー・ゴルソン、ジェロール・リチャードソン、コンテ・ガンドリ、スーパー・サックスらと共演して来た。ロイはパワフルで、しかもセンシティブなドラマーであり、共演者を鼓舞するドラミングは素晴らしい。
BILL CUNLIFFE (ビル・カンリフ) <Piano>
ビルは有名なデューク大学で名手メアリー・ルー・ウィリアムスからピアノを学び、イーストマン音楽院で博士号を得ている。大学で教えたりもしたが、ピアニスト、編曲者としてバディ・リッチ・オーケストラに加わって、フランク・シナトラとツアーしている。’89にはセロニアス・モンク・インターナショナル・ジャズピアノ賞を取得している。また、ワーナーディスカバリーからのCDはジャズ・チャートに載るヒットをみせた。スインギーでクリアーなタッチの、センスの良いピアノを弾いているのが印象的だ。
CHRIS COLANGELO (クリス・コランジェロ) <Bass>
ニュージャージー州生まれ、ローワン大学でジャズを学ぶ。フィラデルフィアでベースを弾き、デラウェアバリー、アトランティック市でプレイした後、’91年後半にロサンゼルスに移った。サドジョーンズ=メル・ルイス・オーケストラ、ドク・セベリンセン、ケイ・アカギら多くの人達と共演している。
JOE BAGG (ジョー・バッグ) <Organ>
南カリフォルニア生まれ。ザイロフォン・ピアノを経てオルガン奏者になった。ケニー・バロンが教えるラトガース大学で学び、彼に師事して博士号を取得。現在はLAでハモンドB−3を弾き、大変な人気を得ている。ボビー・ハッチャーソン、ビリー・ヒギンズ、ピーター・バーンスタイン、エリック・アレキサンダーら有名な人たちと競演して来た。軽快で歯切れの良いリズム感に優れたプレイは快調だ。

このアルバムは、ギター、ピアノ、ベース、ドラムスといういわゆるギター・カルテットという編成と、ハモンド・オルガンを加えた、ギター、オルガン、ドラムス、という編成、更にベースとのデュオやピアノとのデュオ、そしてギター・ソロ・・・・、あらゆる編成で表現した野心的作品です。

           

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